大学紹介

  上海中医薬大学は、1956年中国で最初に開校した国立中国伝統医学大学4校の一つである。本学の前身は1956年創立の上海中医学院であるが、その原点は1917年に設立した上海中医専門学校である。1993年に上海中医薬大学と改称し、2003年に上海市浦東新区張江高新科学技術園区内に校舎を移転。敷地面積37万㎡の広大なキャンパスを有している。

  大学には医学部・薬学部・鍼灸推拿学部・看護学部・国際教育学院・リハビリ学部・公共健康学部などの学部が設置されており、在校生は約8000名、教職員は約1300である。また大学の付属病院として、龍華病院、曙光病院、岳陽病院、上海中医病院など8ヵ所を擁し、入院部総ベッド数約6500床、外来患者数は一日平均5万名にのぼる。更にアメリカ、ヨーロッパなどでは海外中医センターを設立し、中医薬の国際交流と連携に力を傾けている。

  上海中医薬大学は、教育・医療・科学研究を三本柱として活動し、総合実力は現在全国中医薬大学と中医学院のトップランクとなっている。大学(付属病院を含む)は現在、教授700余、中国科学院会員ならびに中国工程院会員3名、全中国最高水準の中医薬専門家76名、上海市名中医69名を有している。中医学、中薬学、中西統合医学の3つの学科は、中国教育部(文部省)によって最上位のクラス「A+」に認定されており、この三つの「A+」が認定されているのは全中国伝統医学大学では本学が唯一である。

  「優秀性、専門性、実力性」を建学理念とし、「教育研究型、特色型、国際型」に特化し、上海中医薬大学は中国全土一流、世界有数の中医薬高等教育機関を目指して時代と共に努力し続けている。