2022年4月28日(木)、上海中医薬大学『中薬学(日本語版)』コースは、初めてオンラインで開講しました。
上海中医薬大学・国際教育学院は、日本語版中医学シリーズ講座を常設しています。入門科目の『中医基礎理論』と『中医診断学』を修了した受講生8名が、中国と日本からオンラインで出席しました。
『中薬学』講座の講師を務めるのは、上海中医薬大学教授、中医師である鉏桂祥博士です。一回目の授業で、鉏先生は中薬の歴史、命名方法などのほか、補益薬の一部を紹介しました。
天麻、益母草(ヤクモソウ)、合歓(ネムノキ)など効能によって命名された生薬の話や、人の名前から由来している杜仲の伝説など、興味深い話がたくさんありました。
「人参」「西洋人参」「党参」「太子参」のいずれも補気薬ですが、その使い分けについて、鉏先生は臨床の実例を取り上げながら、分かりやすく解説しました。
『中薬学』講座は全6回あり、6月2日まで授業が続く予定です。