12月15日(水)、中医学シリーズコースを受講している在上海日本人17名が、中医文化体験イベント--薬局「雷允上」の見学に参加しました。
午後1時半、小雨の中で参加者たちは静安寺の近くにある薬局「雷允上」の正門に集合しました。健康コードの確認、体温測定などを受けた後、参加者たちは3階に上がり、「雷允上」のスタッフさんの説明を聞きながら薬局内部の風景を見学し始めました。正門に飾られている対句、梅蘭竹菊の水墨画、有名な中医師が揮毫した「春夏養陽、秋冬養陰」の字句など、所々にある中医文化に参加者たちは驚嘆しました。更に、生薬の調合室内部まで特別に見学し、教科書でしか見たことのないさそり、ミミズなどの生薬を実際に見ることもできました。
薬局内部を見終わった後、参加者たちは会議室で中薬専用の秤の使用方法を学び、桂園、蓮子、大棗、枸杞子の4種類の生薬量りを実際に体験しました。更に、丁香、薄荷、藿香など生薬の効用を復習した後、薬茶を楽しめながら、匂い袋作りのプロについて匂い袋も作りました。
約300年の歴史を誇る薬局「雷允上」は、現在の上海市内にも十数店舗を構える老舗の漢方薬局です。「貴重な体験にとても感謝している」「中国文化と中医の伝統はすばらしい」「授業で先生が教えてくれた生薬は伝統的な薬局で実際に見られて良かった」と、参加者たちは大満足の様子でした。
匂い袋作りのプロが房飾りの縫い方を説明しています。
薬局内部を見学する前に集合写真を撮りました。