2021年12月6日(月)
日本滋慶学園グループ 上海中医薬大学研修の歴史 日本滋慶学園グループは日本最大級のグループ校で、1976年創立以来、医療関係者をはじめとする多くの人材を輩出して来ました。 2007年頃から、上海中医薬大学は日本滋慶学園グループと国際交流を展開し、十数年来、数千名もの滋慶学園各校からの医学研修生を受け入れてきました。中医学、解剖実習、臨床見学、鍼灸推拿など、数多くの特設授業は好評を博し、学生たちの研修意欲は高かったです。 2020年、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、数十年続けてきた当研修は中止を余儀なくされましたが、2021年11月オンライン形式をとり、再開を実現しました。 |
2021年11月12~19日まで、日本大阪滋慶学園に属する大阪医療技術学園専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、美作市スポーツ医療看護専門学校の3校の学生96名は、オンライン形式で上海中医薬大学短期研修に参加しました。
8日間にわたる研修で、学生たちは自分の専攻に応じて、それぞれ「中国伝統医学」「舌診と弁証」「推拿実技」「頚椎症の推拿治療」「中国鍼の実技」「鍼灸美容」「運動系疾患の鍼灸治療」などの授業を受けました。
上海中医薬大学国際教育学院の傅勤慧副院長、鉏桂祥教授、鍼灸推拿学院の陸萍教授、具紫勇准教授は、今回の研修の講師を務めました。四名の先生方はいずれも大学で教鞭を執りながら、病院での外来診療にも携わっております。臨床の実例を豊富に取り入れる先生方の授業は大学で高い人気を誇っています。
全ての授業が終了した11月19日の午後、双方は共同でオンラインの終業式を行いました。滋慶学園の奥谷先生、宝田先生、学生の松岡君と脇君が代表として研修感想を述べた後、上海中医薬大学国際教育学院の韓丑萍院長は、96名の学生の研修証明書を、滋慶学園在上海の劉偉代表に交付しました。
現地授業の実行が困難な中、オンライン形式を試みた今回の研修は非常に有意義なもので、コロナ禍に対応できる柔軟な勉強体制作りに貴重なノウハウを蓄積しました。
アンケートから、「興味深い内容でよかった」「先生の施術が見られて嬉しい」と評価する学生がいる一方で、「現地に行けず残念」「実技を現場で見たかった」と残念がっている学生もいることが分かりました。
陸萍先生は頚椎症の推拿治療を説明しています。
具紫勇先生は配穴のコツを説明しています。
傅勤慧先生は美容に使う鍼を説明しています。
オンライン形式の終業式